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師父ダンカン・レオンと当連盟の各国指導者達

「実践詠春拳」の系譜

実践詠春拳とは?

 

実践詠春拳は、中国武術のスタイルの一つであり、シンプルさ、ダイレクトさ、テコ、物理的な要素を重視しているスタイルです。

攻撃の効果を最大限に引き出し、相手の勢いを効率的に利用するために、防御から攻撃という方法ではなく、防御と攻撃を同時に行うというコンセプトを用いたスタイルです。

詠春拳においてもっとも重要視されるのはスピードです。スピードは多くの方法を使って訓練・習得することができます。詠春拳では、手の攻撃、肘、蹴り、そして膝を使って、迅速かつ効率的に自己防衛をすることが出来ます。

 

他の詠春拳との違いは?

 

一言でいうなら、実践詠春拳は詠春拳を使って戦うこと(real fight)が出来ることが違いだと思われます。

詠春拳を使う相手に対してだけでなく、どのような場面においても応用することが出来ます。 私たちのトレーニングにおいては、型 (form)で学ぶテクニックは実際の場面に応用出来るようになっています。最初のレッスンから、自己防衛に使用できるテクニックを学ぶことが可能です。

日々のトレーニングでは、基礎から始まり、周囲の力を利用した正確な動き、身のこなし方、身体構造の強弱を使ったドリルなどを行います。

また、それぞれの動きとテクニックの背後にある理論と概念を理解することを重視し、理解と反復を通して自分のテクニックに自信を持てるようにします。 技術と動きを正しく理解していることを確認するため、クラスのなかでは活発に会話を通した学びも行います。

練習の継続により、自然に自分のスキルを状況にあわせて応用できるようになることがゴールです。

 

進歩するにつれ、中には総合格闘技やキックボクシングの試合などで実際に闘う生徒もいます。また、自分のスキルを磨いて護身術として取り組む生徒、エクササイズを目的に稽古を行う生徒もいます。

 

私たちのクラスでは、仲間はみんな家族の一員としてお互いを尊敬しています。 タフなトレー二ングだけではなく、外でのアクティビティーなどを通じて、ただの練習仲間としてではなく、大事な友達としての絆を大事にしています。


沖縄支部 代表 ニック・バンクス

幼い頃から武道を学び始め、武道のトレーニングや大会に参戦するために多くの国を旅しました。多くの国で武道の稽古や大会への出場を経験しています。

 

武道歴

跆拳道 茶帯

・松林流空手 初段

・沖縄剛柔流明武館 二段

・海兵隊武道プログラム黒帯・黒帯インストラクター

・沖縄の白蓮会館空手 初段

・柔道とボクシングを経験 

・キックボクシングで競技者としてトレーニングを受ける

・沖縄のグローブド・ハエット級チャンピオン

・西日本グローブ空手ヘビー級チャンピオン

・師父ダンカン・レオン、師父ドン・プレストの指導の下で実践詠春拳指導者の資格を取得  

 

略歴

私はカリフォルニア州テメキュラで2010年に師父ドナルド・プレスト(以下師父ドン)の下、実践詠春拳を学び始めました。師父ドンは、実践詠春拳の原則、哲学、およびその応用法としての知識と使い方を教えてくださいました。そして師父ドンと共に実践詠春拳サンディエゴスクールで指導するようになりました。師父ドンが沖縄基地に赴任された際、実践詠春拳沖縄支部を設立、そこで生徒の育成スタートをさせました。その2年後、私が沖縄基地へ赴任となり、共に指導に励み、師父ドンがアメリカに戻った後、私は実践詠春拳沖縄支部の指導を引き継ぎました。2016年9月、私は師父ダンカン・レオンによるトレーニングを経て、実践詠春拳の指導者としての指導力を強化、正式に沖縄支部の指導者として認定されました。

師父 ドン・プレスト

国際実践詠春拳連盟 理事長

International Applied Wing Chun Federation/ President 

 

師父ドンは 師父ダンカン・レオンの下でアメリカ合衆国バージニアビーチ実践詠春拳学校(Applied Wing Chun School in Virginia Beach)にて実践詠春拳を学び始めました。彼は青年クラスで1年間学び、そして成人クラス、上級クラスへと進みました。1987年に師父ドンは師父ダンカン・レオンの指示のもと台湾に渡り、SiBok Lo Man Kamの学校で実践詠春拳を学びました。ヴァージニアビーチでのトレーニングは、1992年に軍隊でキャリアをスタートするまで続きました。彼はWilliam ChungとHawkins Chuengとのセミナーで実践詠春拳も訓練しました。 彼の海兵隊員としての任期の中で、様々な場所での詠春拳スクールにてトレーニングをする機会を得ました。また、そこで出会った詠春拳のインストラクターとともに汗を流し互いのスタイルを学びあいながら、交流を深めてきました。2010年春、師父ダンカン・レオンがフィリピンのマニラ市にあるいくつかの大学や法執行機関で、実践詠春拳のデモンストレーションを行った際の指導者の一人として派遣されました。また最近では、アメリカ合衆国ユタ州のソルトレイクシティにおける実践詠春拳の講習会で師父ダンカン・レオンのトレーニングをサポートしています。 師父ドンは現在、アメリカ合衆国カリフォルニア州のサンディエゴにて、実践詠春拳スクールを開き、そこで実践詠春拳の指導を行っています。

師父 ダンカン・レオン ( 梁紹鴻 )

国際実践詠春拳連盟 会長

International Applied Wing Chun Federation/ Chairperson

 

師父ダンカン・レオンは、詠春拳の一代宗師イップ・マン(Wing Chun Grand Master Yip Man)の一番弟子であり、ブルース・リーと共に学んだ弟子です。彼は20年以上にわたって米国で詠春拳を教えていました。その中でも米国のFBI、海軍の特殊部隊Navy Seals、SWAT 、様々な警察機関への指導も行ってきました。独自の指導方法により、実践詠春拳の芸術における適切な理解と指導を広めました。彼の考案した訓練方法は、実際の戦闘状況における実践詠春拳の使用を通して、より良い戦闘技能を得ることを可能にしました。世界中のさまざまな地域で多くの学生と弟子を教えてきましたが、今は後継者となる指導者育成に力を注いでいます。

師父ダンカン・レオンによる撮影現場での技術指導

グランドマスター/ ウォン・カーウァイ監督、トニー・レオン主演

イップマン3(継承)ドニー・イェン主演

役(マックス・チャン)の詠春拳の武術指導(choreograph)は、師父ダンカン・レオンの息子ダレン(当連盟)が担当しました。映画用にアレンジされていますが、構えや動きに若干Applied Wing Chun スタイルがみてとれます。(ただ俳優のマックス・チャン自身武術歴が豊富なので自分のスタイルを優先しがちだったとか)

師父ダンカン・レオンの書籍

Wing Chun Warrior: The True Tales of Wing Chun Kung Fu Master Duncan Leung, Bruce Lee's Fighting Companion

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